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特殊検査室は2階です。2020年7月以降、全ての医療機器を最新型にリニューアルし、新たに超音波内視鏡装置を導入しました。
超音波検査装置はプローブを体表に当てることで目的の臓器や血流状態をフルタイムで表示することができるため、繰り返し実施しても苦痛がなく安全に実施することができます。
腹部消化器、甲状腺、骨盤内腔など臓器の診断に有用です。
この度、導入したフルデジタル超音波診断装置はソナゾイド造影画像や臓器の硬度および総頸動脈の血流状態(動脈硬化)などを高画質で鮮明に描出でき、がんの早期診断や経過観察および動脈硬化の評価がより確実に行えるようになりました。
最先端で高性能の16列マルチスライスCTスキャナは被爆低減再構成を搭載し、撮影時間が短縮され被爆線量は従来型に比べて最大75%低減され、780mmの開口径は圧迫感がなくリラックスして検査を受けることが可能となりました。
必要に応じて造影を行い腹部臓器(肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・膀胱・前立腺・子宮など)の腫瘍診断、単純撮影による胸部(肺・縦隔)や脳(外傷・出血・梗塞)、骨やリンパ節の診断能が向上しました。
ハイビジョン内視鏡は初めて開発された鉛筆より細い内視鏡を備え、経鼻的に詳細な観察が可能となり、従来の内視鏡に比し苦痛を伴わず検査中の会話もできます。
希望によっては経口的にも行います。さらに、NBI(Narrow band imaging:狭帯域光観察)を備え、インジゴ散布、生検などの併用によって食道がん・胃がん・十二指腸がんの早期診断に有用となりました。
本年、埼玉県内のクリニックでは、はじめての超音波内視鏡(EUS:Endoscopic Ultrasonography)を導入しました。
EUSは内視鏡の先端に超音波機器を搭載し、消化管(胃や十二指腸)から近接で診断する機器です。従来の腹部超音波検査やCT検査、MR検査などで腫瘍が疑われるものの、良性・悪性の鑑別が困難な胆嚢・胆道がん、膵臓がんなどの早期診断に極めて有用な検査機器です。